肉体労働者の嘆き‼️

毎日の何となく思った事をを書くブログ

[迷い」と「決断」

こんばんは、鯖缶です。

私の「迷い」は就職して約十年近く働いた会社を退職するかしないかを迷ったことです。

高校を卒業して建設会社に入社しました。工業科の学校ではなかったので何もわからない状況ながら地道に働いてきて約十年、他の社員にも認められるようになり取引先からも指名されるようになり自信も付きました。部下も数人いるようになり役職は部長職までいただく事ことができました。

やる気に溢れながら着実に仕事をこなしてきたと思っています。段々と期待とは裏腹にプレッシャーが大きくなってきました。プレッシャーを力にして大きな案件も頑張ってこなして結果と実績を積み重ねました。

しかし、期待とプレッシャーが自分の実力を超え始めたのです。ギリギリの状況の中で仕事をこなしながら疲弊していくのが分かりました。

仕事が終わり部屋に帰ると「このままでは体がもたない」とか朝目覚めても「仕事に行きたくない」など考えるようになってきました。そんな日々を過ごしてきたある時、抱えていた案件で追加の仕事を頼まれたのですが予算と日数がどうしても合わせられず悩んでいました。上司からは他の案件が始まるから断るように言われ、取引会社からは何とかしてほしいと頼まれ、実際に案件に携わっていた自分は断ることはできないと思っていたので上司に断れないと報告を何度かしたのですが追加の案件は別物なのだから他の会社を見つけてもらうようにと指示されました。案件を手放したら次に繋がらないかもしれないと思っている私は出来ないと押し問答の繰り返しでした。

結局、上司が私の知らないところで手を引く趣旨を伝えて案件から手を引くことになりました。

私は不信感しかありませんでした。それから、会社を退職するかしないかを真剣に悩むようになり今ある自分の地位や実績を捨てられるのか?辞めて転職できるのか?仕事を続けるべきか?何度も悩みました。

結局私は積み上げてきたものを捨てる覚悟をして退職する決意をしました。

私は何もないアラサーになったのです。

そして今までの経験を活かせつつ新たなスキルを身に着けるように仕事を選んで自分のスキルアップを図りながら別の会社に勤め始めました。

過去の経験で仕事も順調に覚えていくとも出来ました。しかしこの会社でもまた上司に恵まれませんでした。改善策を提案しても進言することもなく改善されないまま仕事の効率が悪い状況が続きました。それでも同僚には恵まれていたと思います。同僚に励まされつつ数年頑張る事ができました。

ある時突然に決断の時が来たのです。全てを捨てて辞めた会社から連絡が来たのです。私が抜けた穴埋めを出来ずに四苦八苦しながら数年耐えていたようですがもうどうにもならなくなり私に連絡をしてきたようです。

状況は多忙を極めており案件数が許容を超えてまとめられないから戻ってきてはくれないか?というのです。

なんて都合のいい言い分だと思いました。自分たちが招いたことを何とかしてくれと私に頼むのか?と心底思いました。

そこで以前付き合いのあった会社の方々に状況を細かく聞くことにしたのです。心を鬼にしてもいいと思ったのですが、最初に何もわからない自分を育ててくれて今の自分を作ってくれた会社ではあるので現状を聞いてから考えようと思いました。

現状は私が退職してしばらくは低迷していたそうですが規模を縮小して持ち堪えたそうです。そこから少しずつ信用を取り戻して大きな案件が来るようになったのですが案件を捌ける人員が育っていなく私に白羽の矢が立ったとの事がわかりました。

今の会社の上司にはついていけないと思っていたが同僚はいい人が沢山いる会社と今までの経験や知識を活かせる以前勤めていた会社を天秤にかけこれからの自分に先が見える方を選択しようと思いました。

休日のたびに付き合いがあった人達から戻ってくるなら手を貸しますよ!とか戻ってくるのなら仕事回しますとか連絡をくれました。

私は決断しました。

今の会社を辞めて戻ろうと!

そして退職する意向を告げて引継ぎなどを行い以前の会社に戻りました。以前私がいた頃より規模は縮小していたので比較的昔の感覚を戻すのに苦労はなかったです。

ただ以前からいた社員は全くと言っていいくらい成長しておらずガッカリしたのを覚えています。

戻ってから数年たち今は頑張り過ぎずに仕事をこなすようにしていますが以前と変わらず難しい案件は私が担当する状況です。社員育成が出来ず社員の成長を期待できない中、先が見えていない方を選んでしまったのかと思い決断を間違えたのかもと思う今日この頃です。